木動デスク サポート
文書番号: KD-WC-001

木動デスク 天然木のお手入れガイド

天然木と長く付き合うために


木動デスクの天板には、厳選された天然木の一枚板を使用しています。 天然木は使い込むほどに味わいが増し、あなただけの表情を見せてくれます。 このガイドでは、天然木を美しく保ち、長く楽しむためのお手入れ方法をご紹介します。

安全に関する重要な情報は「安全上のご注意」(文書番号: KD-SF-001)に記載されています。本ガイドと合わせて必ずご確認ください。


天然木の特性を知る

天然木は「生きている」素材です

天然木は、製品になった後も温度や湿度の変化に応じて呼吸を続けます。この呼吸により、わずかに膨張・収縮を繰り返します。

これは不良ではなく、天然木ならではの特性です。 以下のような変化は自然現象ですので、ご安心ください。

  • 季節や環境の変化によるわずかな反り
  • 乾燥による軽微なヒビ(割れ)
  • 経年による色味の変化(経年変化)
  • 一枚一枚異なる木目模様や色の濃淡

木動デスクで選べる木材

木材の質感比較(モンキーポッド / ホワイトアッシュ)
図 IMG-07: 木材の質感比較(モンキーポッド / ホワイトアッシュ)

木材特徴パーツカラー経年変化の傾向
モンキーポッドダイナミックな木目、濃淡のコントラスト時間とともに色味がやや深まり、落ち着いた風合いに
ホワイトアッシュ明るく清々しい白木、まっすぐな木目時間とともにやや黄味を帯びた温かみのある色味に

塗装の種類とお手入れの違い

木動デスクの天板には、オイル塗装またはウレタン塗装が施されています。塗装の種類によってお手入れ方法が異なりますので、ご自身のデスクの塗装を確認してからお手入れを行ってください。

塗装の確認方法: ご注文時の仕様書や納品書に記載されています。手触りで判断する場合、オイル塗装は木のザラっとした質感が残り、ウレタン塗装はツルッとした滑らかな膜の感触があります。不明な場合は弊社にお問い合わせください。

オイル塗装ウレタン塗装
仕上がり木本来のしっとりとした手触りつるっとした滑らかな手触り
日常のお手入れ乾拭きまたは固く絞った布柔らかい布で拭くだけ
定期メンテナンス3〜6ヶ月に1回のオイル塗布不要
傷の補修サンドペーパー+オイルで補修可能補修が難しい
耐水性低い(染み込みやすい)高い(水や汚れに強い)
経年変化使うほど味が出る「育てる」楽しみ塗膜で保護されるため変化が緩やか

日常のお手入れ

オイル塗装の日常ケア

  1. 乾いた柔らかい布で、木目に沿ってやさしく拭いてください。
  2. 汚れがひどい場合は、固く絞った布で拭いた後、乾拭きで水分を拭き取ってください。
  3. 飲み物等をこぼした場合は、速やかに拭き取ってください。オイル塗装は水分が染み込みやすいため、放置するとシミの原因になります。

避けてください:

  • びしょ濡れの布で拭くこと
  • アルコールや化学洗剤の使用
  • 研磨剤入りクリーナーの使用

ウレタン塗装の日常ケア

  1. 柔らかい布で拭くだけで十分です。
  2. 頑固な汚れには、中性洗剤を薄めた液で拭き、その後水拭きで洗剤を拭き取ってください。
  3. 飲み物をこぼした場合も、軽く拭くだけで対応できます。

避けてください:

  • 研磨剤入りクリーナーの使用(塗装面を傷つけます)
  • シンナーやベンジン、アルコールなどの溶剤の使用
  • たわしやスチールウールでこすること

オイル塗装の定期メンテナンス

なぜオイルメンテナンスが必要なの?

オイル塗装は、木の表面にオイルを浸透させて保護する仕上げです。日常の使用で徐々にオイルが抜けていくため、定期的に塗り直すことで保護効果を維持します。

目安:3〜6ヶ月に1回程度(使い方や環境によって異なります)

以下のサインが出たら、メンテナンスの時期です:

  • 天板の表面がカサカサしてきた
  • 水をはじかなくなってきた
  • 手触りがザラザラしてきた

オイルメンテナンスの手順

オイル塗装メンテナンスの手順(研磨→清掃→塗布→乾燥)
図 IMG-08: オイル塗装メンテナンスの手順(研磨→清掃→塗布→乾燥)

用意するもの

  • メンテナンス用オイル(※使用するオイルの種類は弊社にお問い合わせください)
  • 柔らかい布(ウエス)2〜3枚
  • サンドペーパー(#320〜#400程度)※汚れや傷がある場合のみ

サンドペーパーの番手について: 番手の数字が小さいほど粗く、大きいほど細かい仕上がりになります。通常のメンテナンスには#320〜#400、深いシミの除去には#240〜#320で研磨した後#400で仕上げます。

手順

  1. 天板の上の物を片付けます。
  2. 乾いた布で天板全体のホコリや汚れを拭き取ります。
  3. 汚れやシミが気になる箇所があれば、サンドペーパーで木目に沿ってやさしく研磨します。
  4. 研磨後の粉を丁寧に拭き取ります。
  5. 布にオイルを少量取り、木目に沿って薄く均一に塗り広げます。
  6. 10〜15分ほど浸透させます。
  7. 余分なオイルを乾いた布でしっかり拭き取ります。拭き残しはベタつきの原因です。
  8. 風通しの良い場所で12〜24時間乾燥させます。乾燥中は天板の上に物を置かないでください。
🟠 【警告】

オイルを染み込ませた布は、自然発火の恐れがあります。使用後はすぐに水に浸し、水に浸した状態のまま密閉できる袋に入れて処分してください。丸めた状態で放置したり、乾燥させたりしないでください。

ヒント: 前側天板と奥側天板は別々にメンテナンスすると作業しやすいです。片方をメンテナンスしている間、もう片方は通常通り使えます。


傷の補修(オイル塗装のみ)

オイル塗装の天板は、小さな傷やシミを自分で補修できるのが魅力です。

軽い傷・擦り傷の場合

  1. 傷の部分をサンドペーパー(#320〜#400)で木目に沿ってやさしく研磨します。
  2. 周囲と馴染むよう、傷の周辺もぼかすように研磨します。
  3. 研磨粉を拭き取った後、オイルを塗布します。
  4. 余分なオイルを拭き取り、乾燥させます。

水ジミの場合

  1. シミの部分をサンドペーパー(#240〜#320)でやさしく研磨します。
  2. シミが消えたら、#400のサンドペーパーで表面を整えます。
  3. オイルを塗布し、余分を拭き取って乾燥させます。

深い傷や凹みの場合

深い傷や凹みの補修は難しい場合があります。弊社にご相談ください。

ウレタン塗装の場合: ウレタン塗装は塗膜で保護しているため、サンドペーパーでの研磨は塗膜を剥がしてしまいます。傷の補修が難しいため、気になる場合は弊社にご相談ください。


天板を長持ちさせるコツ

コツ 1:直射日光を避ける

  • 窓際に設置する場合は、カーテンやブラインドで直射日光を遮ってください。
  • 長時間の直射日光は、変色や反りの原因になります。

コツ 2:エアコンの直風を避ける

  • エアコンや暖房の風が天板に直接当たらない場所に設置してください。
  • 急激な乾燥は、ヒビや反りの原因になります。

コツ 3:適切な室内環境を保つ

  • 本製品は屋内専用です。ベランダやテラスなどの屋外環境では使用しないでください。
  • 室温:10〜40℃湿度:20〜80%(結露なきこと) が推奨環境です。
  • 特に冬場の過度な乾燥にご注意ください。加湿器の使用が効果的です。
  • 逆に、梅雨時の過度な湿気にもご注意ください。

コツ 4:デスクマットやコースターを活用する

  • 熱い飲み物はコースターを使いましょう。特に、熱い鍋やフライパンは天板に直接置かないでください(焦げ跡や変色の原因になります)。
  • 長時間の筆記作業には、デスクマットの使用がおすすめです。
  • ただし、天然木の質感を楽しむために、全面をマットで覆う必要はありません。お好みでお使いください。

コツ 5:重い物は天板に均等に

  • 重い物(モニターアームなど)は天板の一箇所に集中させず、なるべく均等に配置してください。
  • 片荷重は天板の反りを促進するだけでなく、昇降時のモーター負荷や衝突検知機能(PIEZO)の感度にも影響し、意図しない停止・反転が発生する場合があります。

よくあるご質問

Q. 天板にヒビが入りました。不良品ですか?

A. 不良ではありません。天然木は温度・湿度の変化により膨張・収縮するため、軽微なヒビは天然木の特性として生じることがあります。設置環境を見直し(直射日光やエアコン直風を避ける、室内湿度を適度に保つ)、改善が見られない場合は弊社にご相談ください。

Q. 天板が反ってきたようです。

A. わずかな反りは天然木の特性です。急激な環境変化(引っ越し、季節の変わり目など)で生じることがあります。環境が安定すれば、自然に戻る場合もあります。反りが大きい場合は弊社にご相談ください。

Q. オイル塗装に使うオイルは何ですか?

A. 使用するオイルの種類は弊社にお問い合わせください。市販の家具用オイルをお使いいただく場合は、事前に目立たない箇所でテストしてからご使用ください。

Q. ウレタン塗装の天板に傷がつきました。

A. ウレタン塗装の傷の補修はご自身では難しい場合があります。浅い傷であれば目立ちにくいですが、気になる場合は弊社にご相談ください。

Q. 天板の色が変わってきました。

A. 天然木は紫外線や空気に触れることで、徐々に色味が変化します(経年変化)。これは天然木ならではの味わいであり、劣化ではありません。

その他のご質問については、「FAQ(よくある質問)」(文書番号: KD-FQ-001)もあわせてご覧ください。


やってはいけないこと

天板を傷めないために、以下の行為は避けてください。

やってはいけないこと理由
天板に熱い鍋やフライパンを直接置く焦げ跡や変色の原因
アルコール・シンナー・ベンジンで拭く塗装を傷める
漂白剤・塩素系洗剤を使う変色や塗装剥がれの原因
スチールウールやたわしでこする表面を傷つける
びしょ濡れの布で長時間放置する水ジミや膨張の原因
天板の上でカッターナイフを直接使う深い傷の原因
重い物を一箇所に集中して置く反りの促進

コントローラー(DPI1C)のお手入れ

天板のお手入れと一緒に、コントローラーもお手入れしましょう。

  • 柔らかい湿った布で拭いてください。
  • 洗剤を直接スプレーしないでください。内部に液体が浸入すると故障の原因になります。
  • 漂白剤・塩素系洗剤は使用しないでください。
  • 手指消毒用ジェルはコントローラーの清掃に使用しないでください。
  • pH値6〜8の範囲外の洗剤は使用しないでください。

廃棄について

本製品には電子部品が含まれています。廃棄の際は、お住まいの自治体の規定に従って適切に処理してください。粗大ゴミや小型家電リサイクルなどの区分については、自治体にお問い合わせください。


天然木を楽しむということ

天然木は、同じ樹種でも一枚一枚の木目や色味が異なります。あなたのデスクは世界にひとつだけの一枚板です。

使い込むほどに増す味わい、季節とともに微妙に変わる表情 — 天然木のデスクは、あなたの仕事や生活とともに時を重ね、唯一無二の存在になっていきます。

このガイドのお手入れを実践していただければ、天然木の美しさと機能を長くお楽しみいただけます。


本書の内容は、製品の改良のため予告なく変更される場合があります。最新版は公式サイトでご確認ください。

文書番号: KD-WC-001 発行日: 2026年3月 発行元: 清水材木店