木動デスク エルゴノミクスガイド
デスクの高さを合わせるだけで、仕事が変わる
木動デスクは電動で天板の高さを自由に変えられます。 でも、「高さいくつにすればいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。 このガイドでは、あなたの体に合った高さの決め方と、座り/立ちを上手に切り替える方法をご紹介します。
注意: 本ガイドは一般的なエルゴノミクスの知見に基づく参考情報です。持病のある方や体に痛みのある方は、医療専門家にご相談ください。
なぜ「座る」と「立つ」を切り替えるのか
長時間座りっぱなしの姿勢は、腰痛・肩こり・血行不良の原因になることが知られています。WHO(世界保健機関)は、身体活動不足を世界の死亡リスク第4位としています。
一方で、ずっと立ちっぱなしも足の疲労やむくみの原因になります。
大切なのは**「座る」と「立つ」を交互に切り替えること**です。これにより:
- 腰痛の軽減
- 集中力の維持
- エネルギー消費の向上
- 気分のリフレッシュ
が期待できます。木動デスクは、この切り替えをボタン一つで実現するためのデスクです。
座位 — 正しい高さの決め方
まず椅子の高さを決める
デスクの高さは椅子に合わせて決めます。椅子が基準です。
- 足裏が床に完全につく高さに椅子を調整する(膝裏と座面の間に指1〜2本の隙間)
- 膝の角度は約90度(太ももが水平〜やや下向き)
- 足が床に届かない場合は、フットレストを使う
前側天板(作業面)の高さ
椅子に座り、腕を体の横に自然に下ろした状態で肘を曲げてください。
- 肘の角度が90〜110度になる高さが理想
- 前腕がちょうど天板の上面に来る高さです
- 肩が上がっている場合はデスクが高すぎます
身長別おおよその目安:
| 身長 | 座位での天板高さ(目安) |
|---|---|
| 150cm | 約63〜65cm |
| 155cm | 約63〜66cm |
| 160cm | 約64〜68cm |
| 165cm | 約66〜70cm |
| 170cm | 約68〜72cm |
| 175cm | 約70〜74cm |
| 180cm | 約72〜76cm |
※椅子の高さ、体型、作業内容によって前後します。あくまで目安として、実際に座って微調整してください。 ※木動デスクの昇降範囲は63〜129cmです。
奥側天板(モニター台)の高さ
モニターを奥側天板に置く場合:
- 画面の上端が目線と同じか、やや下になる高さに設定
- 画面との距離は40〜75cm(腕を伸ばして指先が画面に軽く届く程度)
- 首の角度は0〜20度の下向き — 大きく見下ろしたり見上げたりしない
立位 — 正しい高さの決め方
前側天板(作業面)の高さ
まっすぐ立ち、腕を体の横に下ろして肘を曲げてください。
- 肘の角度が90〜110度になる高さが理想(座位と同じ原則)
- 座位より25〜35cm程度高くなるのが一般的
身長別おおよその目安:
| 身長 | 立位での天板高さ(目安) |
|---|---|
| 150cm | 約88〜92cm |
| 155cm | 約91〜95cm |
| 160cm | 約94〜98cm |
| 165cm | 約97〜101cm |
| 170cm | 約100〜104cm |
| 175cm | 約103〜107cm |
| 180cm | 約106〜110cm |
※木動デスクの昇降範囲は63〜129cmです。全身長帯で座位・立位ともに対応可能です。
奥側天板(モニター台)の高さ
- 座位と同じ原則:画面の上端が目線と同じか、やや下
- 立位では目線が高くなるため、奥側天板も座位時より高くする
立位のコツ
- 疲労軽減マット(アンチファティーグマット) を足元に敷くと、足の疲れが大幅に軽減される
- 体重を左右の足に交互にかける
- 片足をフットレストやステップに乗せると腰の負担が減る
- フラットで楽な靴やスリッパがおすすめ
座り/立ちの切り替え — 最適なリズム
おすすめの切り替えパターン
「正解」は一つではありません。以下の3パターンを目安に、自分に合ったリズムを見つけてください。
| パターン | 座り | 立ち | 合計サイクル | こんな方に |
|---|---|---|---|---|
| 入門 | 45〜50分 | 10〜15分 | 約60分 | 初めて昇降デスクを使う方 |
| バランス型 | 30〜40分 | 15〜20分 | 約50〜60分 | 慣れてきた方 |
| アクティブ型 | 20〜30分 | 10〜15分 | 約30〜45分 | 積極的に立ちたい方 |
- 最初から長時間立つのは逆効果です。 入門パターンから始めて、体が慣れたら徐々に立ちの時間を延ばしましょう
- 2週間ほど続けると、座りっぱなしとの違いを感じる方が多いです
Desk Connectアプリのリマインダーを活用する
木動デスクの専用アプリ「Desk Connect」には、座り/立ちの切り替えタイミングを通知するリマインダー機能があります。
上記の切り替えパターンに合わせてリマインダーを設定すると、忘れずに姿勢を切り替えられます。
→ 設定方法はDesk Connectアプリガイドをご参照ください。
作業内容に合わせた使い分け
| 作業 | おすすめの姿勢 | 理由 |
|---|---|---|
| 集中作業(コーディング、執筆等) | 座位 | 安定した姿勢で集中しやすい |
| メール・チャット対応 | 立位 | テンポよく処理でき、気分転換にもなる |
| Web会議 | 立位 | 声が出やすく、ジェスチャーも自然 |
| 資料レビュー・読み物 | どちらでも | 気分で切り替えると良い |
| 短い休憩・ストレッチ | 立位 | そのまま体を動かせる |
木動デスクならではの活用法 — デュアル天板を使いこなす
木動デスクは2枚の天板が独立して昇降するため、一般的な昇降デスクにはない使い方ができます。
活用法1:モニター段差配置
- 奥側天板 を高めに設定 → モニター台として使う
- 前側天板 を低めに設定 → キーボード・マウスの作業面
- モニターが自然な目線の高さになり、首の負担が減ります
- モニターアームがなくても、奥側天板の高さだけで調整できるのがデュアル天板の強みです
活用法2:作業面だけ座位⇔立位を切り替え
- 前側天板だけを昇降させ、奥側天板(モニター)はそのまま
- モニターの位置を変えずに、手元の作業面だけ高さを変えられます
ただし、立位と座位では最適なモニター高さが異なります。理想的には両方の天板を動かすのがベストです。
活用法3:収納棚の高さ活用
- 奥側天板の下にある収納棚は、棚板の高さを変更できます(アンカーパーツの取り外し・再取り付けが必要です。手順はクイックスタートガイドのSTEP 2を参照)
- よく使うもの(ヘッドホン、手帳、文具等)を手の届きやすい位置に
棚板の固定について: 棚板はラメロ社デバリオP-18コネクタでしっかり固定されています。これは安全上の理由です。昇降時に前側天板と奥側天板の間に物が挟まれた場合、棚板がダボ等で置いてあるだけだと棚板ごと持ち上がり、上の物が落下したり、衝突検知(PIEZO)が正しく作動しないおそれがあります。P-18でしっかり固定することで、挟み込みが発生した際に衝突検知が確実に働き、デスクが停止・反転します。
お気に入りポジションの設定例
コントローラーには最大4つのお気に入りポジションを登録できます。以下は設定例です。
前側天板用コントローラー
| ポジション | 用途 | 高さの目安 |
|---|---|---|
| ポジション1 | 座位(通常作業) | 身長に合わせた座位高さ |
| ポジション2 | 立位(通常作業) | 身長に合わせた立位高さ |
| ポジション3 | 座位(筆記作業) | ポジション1より1〜2cm高め |
| ポジション4 | 予備 | 来客用の高さなど |
奥側天板用コントローラー
| ポジション | 用途 | 高さの目安 |
|---|---|---|
| ポジション1 | 座位時のモニター高さ | 画面上端が座位の目線 |
| ポジション2 | 立位時のモニター高さ | 画面上端が立位の目線 |
| ポジション3 | 棚にアクセスする高さ | 収納棚が見える高さ |
| ポジション4 | 予備 |
→ お気に入りポジションの登録方法はコントローラー操作ガイドまたはDesk Connectアプリガイドをご参照ください。
モニター・キーボード・マウスの配置
モニター
- 正面に配置 — 首をひねらない位置に
- 画面の上端が目線の高さか、やや下
- 距離は40〜75cm
- デュアルモニターの場合:メインモニターを正面に、サブモニターを左右どちらか30度以内に
キーボード・マウス
- キーボードは体の正面、肩幅程度の位置に
- マウスはキーボードのすぐ隣 — 腕を大きく動かさなくていい距離
- 手首が反らないように — キーボードの傾斜は控えめに。パームレストの使用も有効
- 肩が上がっていないか確認 — 上がっている場合はデスクが高すぎる
ノートPCを使う場合
ノートPCをそのまま使うと、画面が低く首を大きく下げる姿勢になります。以下のいずれかをおすすめします。
- 外部モニター+外部キーボード・マウス(最も理想的)
- ノートPCスタンド+外部キーボード・マウス(次善策)
- やむを得ずノートPC単体の場合は、30分ごとに首のストレッチを
立ち上がったついでに — 30秒ストレッチ
座り→立ちに切り替えたタイミングでできる簡単なストレッチです。
首のストレッチ
頭をゆっくり右に傾けて10秒キープ。左も同様に。前後にもゆっくり動かす。
肩回し
両肩を大きく前に5回、後ろに5回まわす。肩甲骨を動かすイメージで。
背伸び
両手を頭上にまっすぐ伸ばし、5秒キープ。体の側面が伸びるのを感じる。
ふくらはぎストレッチ
壁やデスクに手をつき、片足を一歩後ろに引いてかかとを床につける。ふくらはぎが伸びるのを感じながら10秒キープ。反対の足も同様に。
これらを毎回の切り替え時に行うだけで、体のこわばりが大幅に軽減されます。
よくある質問
Q. 立っていると足が疲れます。
A. 最初は入門パターン(50分座り/10分立ち)から始めてください。疲労軽減マット(アンチファティーグマット)を足元に敷くと、足の疲れが大幅に軽減されます。
Q. 立位で腰が痛くなります。
A. 天板が低すぎる可能性があります。肘90度の位置を再確認してください。また、片足をフットレストに乗せると腰の負担が減ります。
Q. 座位で肩がこります。
A. 天板が高すぎて肩が上がっている可能性があります。椅子を高くするか、天板を下げて肘90度を再確認してください。
Q. どのくらいで効果を感じますか?
A. 個人差がありますが、2週間ほど座り/立ちの切り替えを続けると、座りっぱなしとの違いを感じる方が多いです。最初は疲れを感じることもありますが、体が慣れるまで無理をせず、少しずつ立ちの時間を増やしてください。
Q. 座位と立位で高さを変えるのが面倒です。
A. お気に入りポジションを登録しておけば、パドルのダブルタップ(オートドライブ有効時)で自動的に移動します。毎回手動で調整する必要はありません。
本ガイドの内容は一般的なエルゴノミクスの知見に基づいており、すべての方に同じ効果を保証するものではありません。 ご自身の体調に合わせて、無理のない範囲でお試しください。