木動デスク 安全ガイド(詳細版)
電動昇降デスク 清水材木店
本ガイドは、木動デスクを安全にお使いいただくための包括的な安全情報をまとめた資料です。 同梱の「安全上のご注意」(文書番号: KD-SF-001)の内容をさらに詳しく解説し、安全機能の活用方法やシーン別の安全対策をご紹介します。 本ガイドは「安全上のご注意」の代替ではありません。 必ず「安全上のご注意」もお読みください。
目次
- 警告表示と安全レベル
- 製品構造と危険箇所の理解
- 挟み込み事故の防止
- お子様・ペットの安全
- 昇降操作の安全手順
- 衝突検知機能(PIEZO)の正しい理解
- 安全機能の設定と活用
- 電気に関する安全
- 荷重と連続使用の制限
- 設置環境の安全
- 配線の安全
- 初期化操作の安全
- メンテナンス時の安全
- 緊急時の対応
- 禁止事項一覧
- 安全チェックリスト
- お問い合わせ
1. 警告表示と安全レベル
本ガイドおよび木動デスクの全ドキュメントでは、危険の程度に応じて以下の4段階の表示を使用しています。
| 表示 | 意味 | 回避しない場合の結果 |
|---|---|---|
| 【危険】 | 極めて危険な状態 | 死亡または重傷を負う可能性が高い |
| 【警告】 | 危険な状態 | 死亡または重傷を負う可能性がある |
| 【注意】 | 注意を要する状態 | 軽傷を負う可能性がある |
| 【重要】 | 製品への影響がある状態 | 製品の破損や故障につながる可能性がある |
この分類は、一般社団法人日本電機工業会の安全表示ガイドラインに準拠しています。
2. 製品構造と危険箇所の理解
2-1. 木動デスクの構造的特徴
木動デスクは、2枚の天板が独立して電動で昇降するという独自の「デュアル天板独立昇降」構造を持っています。奥側天板の下には収納棚が一体で取り付けられており(奥天板と棚は一体構造)、前側天板の下には引き出しが付いています。この構造により大容量の収納が実現されていますが、一般的な昇降デスク(天板1枚)と比較して、挟み込みの危険箇所が多いという特徴があります。
一般的な電動昇降デスクの危険箇所は「天板の下面と床の間」の1箇所ですが、木動デスクには3箇所の危険箇所があります。
2-2. 3つの危険箇所
| 箇所 | 場所の説明 | 特に注意すべき点 |
|---|---|---|
| 危険箇所 1 | 前側天板と奥側天板の間(天板間の隙間・約2.5cm) | お子様の指が入る幅です。天板がすれ違う際に最も危険です |
| 危険箇所 2 | 収納棚の下面と床の間(奥側天板と棚は一体構造で下降します) | お子様がデスクの下にもぐり込んだ際に最も危険です |
| 危険箇所 3 | 前側天板の下面(引き出し含む)と椅子・使用者の脚の間 | 座った状態で前側天板を下降させた際に脚を挟む危険があります |
2-3. どのような操作でどの箇所が危険になるか
| 操作 | 危険になる箇所 |
|---|---|
| 前側天板を下降させる | 危険箇所 1(前天板が奥天板に近づく)、危険箇所 3(引き出しが椅子・脚に近づく) |
| 前側天板を上昇させる | ※上方の障害物に注意 |
| 奥側天板を下降させる | 危険箇所 1(奥天板が前天板に近づく)、危険箇所 2(棚が床に近づく) |
| 奥側天板を上昇させる | ※上方の障害物に注意 |
3. 挟み込み事故の防止
危険箇所への挟み込みは、骨折等の重大な怪我につながります。
3-1. 絶対に守るべきルール
- 昇降操作中および操作の直前・直後に、危険箇所に体の一部(手・足・指・頭・顔など)を絶対に入れないでください。
- 昇降操作中に、デスクの下にもぐり込まないでください。
- 天板の上に乗らないでください。 転倒・落下により重大な怪我につながります。
- 天板の間に物を挟んだまま昇降操作をしないでください。 物が破損し、破片が飛散する恐れがあります。
3-2. 昇降操作前の安全確認手順
昇降操作を行う前に、以下の確認を習慣化してください。
- 周囲を確認 — デスクの上方・下方・側方に人や障害物がないか
- 危険箇所を確認 — 3つの危険箇所に物が挟まっていないか
- 操作中は目視 — 昇降中はデスクから目を離さない
- 異常時は即停止 — パドルから手を離すと即座に停止します
4. お子様・ペットの安全
小さなお子様やペットがいるご家庭では、特に厳重な注意が必要です。
4-1. なぜお子様に特別な注意が必要なのか
- 危険箇所1(天板間の隙間・約2.5cm)はお子様の指が入る幅です
- お子様はデスクの下にもぐり込んで遊ぶ可能性があります
- コントローラーのパドルに触れると、意図せず昇降が開始されます
- お子様の体の柔らかい部分に限らず、柔らかい物体全般がPIEZO衝突検知で検知できない場合があります(詳細はセクション6参照)
4-2. お子様への安全教育
以下の内容を、お子様に繰り返し伝えてください:
- デスクは「便利な道具」であり「おもちゃではない」こと
- デスクの下にもぐり込まないこと
- 天板の間に手や指を入れないこと
- 天板の上に乗らないこと
- コントローラーで遊ばないこと
4-3. お子様のいるご家庭での必須設定
以下の2つの設定を必ず行ってください。
設定 1:キーロック機能を有効にする
キーロックを有効にすると、パドル操作が無効化され、お子様による誤操作を防止できます。
設定方法(3つの方法があります):
- Desk Connectアプリから設定(推奨 — 最も簡単かつ確実)
- コントローラーの設定メニューから設定(接続ボタン + パドル下を3秒間同時長押し → メニューで設定)
- コントローラーのダブルタップで簡易ロック/解除
注意: ダブルタップによるキーロック解除後、設定したタイマー時間(3秒/6秒/10秒、初期値10秒)が経過すると自動的に再ロックされます。タイマー時間内は操作が可能な状態です。
キーロックの詳細は「コントローラー操作ガイド」(KD-DC-001)および「アプリ使い方ガイド」(KD-DA-001)をご参照ください。
設定 2:高さリミット(下限)を設定する
下限を設定することで、収納棚と床の間(危険箇所2)にお子様の脚が入らないよう制限できます。前側天板の下限も設定し、引き出しと椅子・脚の間(危険箇所3)に十分なスペースを確保してください。
設定方法:
- Desk Connectアプリから設定(推奨)
- コントローラーの設定メニュー(LIMITS)から設定
高さリミットの詳細は「コントローラー操作ガイド」(KD-DC-001)および「アプリ使い方ガイド」(KD-DA-001)をご参照ください。
4-4. ペットに対する注意
- ペット(特に猫)はデスクの下やキャビネット型の収納棚の中に入り込むことがあります。
- 昇降操作前に、ペットがデスク周囲にいないか必ず確認してください。
- ペットがいる間は、キーロック機能を活用してください。
5. 昇降操作の安全手順
昇降操作は、正しい手順で行ってください。
5-1. 操作前の確認事項
- デスクの周囲(上方・下方・側方)に人や障害物がないことを確認
- 3つの危険箇所に物が挟まっていないことを確認
- デスクの上の飲み物がこぼれないよう注意
- 高さリミット機能の設定を推奨(特に棚や窓枠など固定物がある場合)
5-2. 操作中の注意
- 昇降中はデスクから離れないでください
- 異常を感じたら直ちにパドルから手を離してください — 手を離すと昇降は即座に停止します
- 1回の昇降は数秒〜十数秒で完了します。1分以上の連続操作は行わないでください
5-3. オートドライブ使用時の注意
オートドライブ(ダブルタップによる自動移動)は便利な機能ですが、安全確認を怠ると重大な事故につながります。
- オートドライブは、Desk Connectアプリで事前に有効化する必要があります(初期状態では無効です)。
- オートドライブでは、パドルをダブルタップすると最寄りのお気に入りポジションまで自動で移動します
- 移動中、パドルに触れるか、衝突が検知されると停止します
- オートドライブ開始前に、デスク周囲の安全を必ず確認してください
- お子様がいる環境では、オートドライブの使用に特にご注意ください
6. 衝突検知機能(PIEZO)の正しい理解
PIEZO衝突検知機能は補助的な安全機能です。この機能に頼った使用は絶対にしないでください。
6-1. PIEZOとは
PIEZO(ピエゾ)は、LINAK社製DL12リフティングコラムに内蔵された圧電式衝突検知センサーです。昇降中に障害物との衝突を検知すると、動作を**停止し、わずかに反転(逆方向に移動)**させることで、挟み込みの被害を軽減します。
本製品には4本のDL12リフティングコラム(前側天板用2本、奥側天板用2本)が搭載されており、それぞれにPIEZOセンサーが内蔵されています。
6-2. PIEZOが作動しない場合
以下の状況では、PIEZOが障害物を検知できない、または検知が遅れる場合があります:
| 状況 | 理由 |
|---|---|
| 柔らかい物に接触した場合(クッション、衣類、人体の柔らかい部位) | 圧力変化が検知閾値に達しないため |
| 非常にゆっくりとした速度で物に接触した場合 | 圧力変化が緩やかなため |
| 初期化(リセット)操作中 | 衝突検知が完全に無効化されるため |
| 昇降開始直後(約1秒間) | センサーの安定化期間のため |
| 停止直前(約1秒間) | 減速中はセンサー感度が変化するため |
| 下降方向で荷重が軽い場合 | 圧力変化が検知閾値に達しにくいため |
注記: 片荷重(天板の一方に重量が偏る状態)もPIEZOの検知感度に影響を与え、意図しない停止・反転が発生する場合があります。荷重は天板に均等に分散させてください。
6-3. PIEZOの安全レベル
PIEZOの衝突検知機能は、EN 13849-1(機械類の安全性 — 制御システムの安全関連部)に準拠しています(SRP/CS カテゴリB、パフォーマンスレベル b)。ただし、これは人身安全を保証するものではありません。
6-4. PIEZOに頼らない安全対策
PIEZOは「最後の砦」として位置づけてください。主な安全対策は以下のとおりです:
- 操作前の目視確認(最重要)
- 高さリミットの設定(物理的な移動範囲の制限)
- キーロック(誤操作の防止)
- 周囲への注意喚起(特にお子様・ペット)
- PIEZOによる衝突検知(補助的な最終手段)
7. 安全機能の設定と活用
木動デスクには、以下の安全機能が搭載されています。これらを適切に設定し、活用してください。
7-1. キーロック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | パドル操作を無効化し、誤操作や不正な操作を防止する |
| 設定方法 | Desk Connectアプリ(推奨)/ コントローラー設定メニュー / ダブルタップ |
| ロック解除 | アプリから解除 / パドルのダブルタップ(設定したタイマー時間内に再度ダブルタップ) |
| タイマー | 3秒 / 6秒 / 10秒(初期値:10秒) |
| 推奨場面 | お子様がいる環境、不在時、清掃時 |
7-2. 高さリミット(上限・下限)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 昇降範囲を制限し、障害物との衝突や危険箇所への挟み込みを防止する |
| 設定方法 | Desk Connectアプリ / コントローラー設定メニュー(LIMITS) |
| 上限 | 天板の上方にある棚、窓枠、照明などとの衝突を防止 |
| 下限 | 奥側:収納棚と床の間の挟み込み防止、前側:引き出しと椅子・脚の挟み込み防止(特に重要) |
| 推奨 | 必ず上限・下限の両方を設定してください |
7-3. お気に入りポジション
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | よく使う高さを保存し、素早く正確に移動する |
| 最大登録数 | 4件(コントローラーあたり) |
| 安全上の利点 | 毎回の手動調整が不要になり、操作時間と操作ミスを低減 |
7-4. リマインダー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的 | 座り姿勢と立ち姿勢の切り替えを促す |
| 設定方法 | Desk Connectアプリのみ |
| 安全上の利点 | 長時間同じ姿勢による体への負担を軽減 |
8. 電気に関する安全
電気に関する取り扱いを誤ると、感電・火災の原因となります。
8-1. 電源の取り扱い
- 電源プラグは、緊急時にすぐ抜ける場所のコンセントに接続してください。 配線マネジメントハブに電源タップを設置する場合でも、壁コンセントのプラグには常に手が届くようにしてください。
- 本製品はAC100V(日本の一般的な家庭用コンセント)で動作します。PSE認証済みです。
- 待機電力は0.1Wです。
8-2. 電源コード・プラグの管理
- 電源コードを傷つけたり、無理に曲げたり、重い物を載せたりしないでください。感電・火災の原因となります。
- 電源コードやプラグが損傷している場合は、直ちに使用を中止してください。
- 濡れた手で電源プラグを触らないでください。
8-3. コントロールボックスの安全
- 本製品には前側天板用・奥側天板用のコントロールボックスが2台搭載されています。
- コントロールボックスから異常な音や臭いがする場合は、直ちに電源プラグを抜いて使用を中止し、清水材木店にご連絡ください。
- コントロールボックスを断熱材やケーブルで覆わないでください。放熱ができず故障の原因となります。
8-4. 環境に関する電気安全
- 本製品は屋内専用です。屋外や湿度の高い場所では使用しないでください。
- 雷が鳴り始めたら、電源プラグをコンセントから抜いてください。
- 製品を移動させる場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてから行ってください。
8-5. 電源タップの使用
- 配線マネジメントハブに電源タップを設置する場合は、PSEマーク付きの製品を使用してください。
- 接続するすべての機器の合計消費電力が電源タップの容量を超えないようにしてください。容量を超えると発熱・火災の原因となります。
9. 荷重と連続使用の制限
9-1. 耐荷重
耐荷重を超えると、モーターの故障や製品の破損の原因となります。
| 部位 | 耐荷重 |
|---|---|
| 前側天板 | 80kg以下 |
| 奥側天板 | 80kg以下 |
| デスク全体 | 最大160kg |
- 荷重は天板に均等に分散させてください。片荷重(天板の一方に重量が偏ること)は、モーターの劣化や誤作動の原因となり、また衝突検知機能(PIEZO)の感度にも影響を与え、意図しない停止・反転が発生する場合があります。
- 人を持ち上げる目的で使用しないでください。
- 昇降操作中にデスクの上に立ったり座ったりしないでください。
9-2. デューティサイクル(連続使用制限)
デューティサイクルを超えた連続使用は、モーターの過熱・故障の原因となります。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 最大連続動作時間 | 1分間 |
| 必要休止時間 | 9分間以上 |
| デューティサイクル | 10% |
※この値はLINAK社製DL12リフティングコラムの仕様に基づきます。
通常の座り・立ち切り替え使用(1回の移動は数秒〜十数秒)では、この制限を超えることはほとんどありません。ただし、連続的な昇降テストや繰り返し操作を行う場合はご注意ください。
10. 設置環境の安全
10-1. 設置場所の要件
- 平らで安定した床面に設置してください。
- デスクの脚を床にボルト固定しないでください。 固定すると昇降時に自由な動きが妨げられ、フレームに深刻なダメージを与える恐れがあります。
- デスクの周囲(上方・下方・側方)に十分な空間を確保してください。棚、キャビネット、窓枠など、昇降の妨げになる物がないことを確認してください。
10-2. 環境条件
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 使用温度範囲 | 10〜40℃ |
| 使用湿度範囲 | 20〜80%(結露なきこと) |
| 使用場所 | 屋内専用 |
- 直射日光が長時間当たる場所は、木材の変色や反りの原因となります。
- エアコンの風が直接当たる場所は、木材のヒビや反りの原因となります。
10-3. デスクの移動
デスクを移動する場合は、以下の手順で行ってください:
- 天板上の荷物をすべて降ろします
- 電源プラグをコンセントから抜きます
- 両方の天板を最低位置に下げておくと安定します
- 2名以上で運んでください
- 新しい設置場所は、平らで安定した床面を選んでください
- 設置後、電源を接続し、各コントローラーで初期化を行ってください(セクション12の安全手順を必ず守ってください)
11. 配線の安全
配線作業中は、3つの危険箇所に手や体を入れた状態で昇降操作を行わないでください。
11-1. 配線時の安全対策
- 配線作業を行う前に、キーロックを有効にするか、電源プラグを抜いてください。
- 配線作業中に他の人が昇降操作を行わないよう、周囲に注意喚起してください。
11-2. ケーブルの取り回し
- 昇降時にケーブルが引っ張られたり、挟まれたりしないよう、十分なたるみを持たせてください。
- モーターケーブルの最小曲げ半径は30mmです。無理に曲げるとケーブルが損傷します。
- ケーブルがデスクの可動部分(昇降コラムなど)に巻き込まれないよう、クリップやケーブルガイドで固定してください。
- 特に、天板間の隙間(約2.5cm)にケーブルが入り込まないよう注意してください。
11-3. 電源の安全
- 壁コンセントの電源プラグには、緊急時にすぐ手が届くようにしてください。
- 電源コードを傷つけたり、無理に曲げたり、重い物を載せたりしないでください。
配線の詳細は「配線マネジメントガイド」(KD-CM-001)をご参照ください。
12. 初期化操作の安全
初期化操作中は、PIEZO衝突検知機能が完全に無効になります。
12-1. 初期化が必要な場面
- 初めて電源を入れた時
- 停電や長時間のコンセント抜きの後
- デスクを移動した後
12-2. 初期化時の安全手順
- デスクの下およびデスク周囲に、人・ペット・障害物がないことを確認してから操作を開始してください。
- 初期化操作中は、デスクから目を離さないでください。
- 初期化は各コントローラー(前側天板用・奥側天板用)で1回ずつ行います。
12-3. 初期化の手順(概要)
- パドルを「下」に長押しします。
- 天板が最低位置に到達したら手を離します。
- 10秒以内に再度パドルを「下」に長押しします。
- 天板がわずかに下降した後、約5mm上昇して停止します。完全に動きが止まるまで、絶対にパドルから手を離さないでください。
- 完全に停止したことを確認してから、パドルを離します。
- もう一方のコントローラーでも同じ操作を行います。
初期化の詳細手順は「クイックスタートガイド」(KD-QS-001)、「コントローラー操作ガイド」(KD-DC-001)、または「トラブルシューティングガイド」(KD-TS-001)をご参照ください。
13. メンテナンス時の安全
13-1. 天板のお手入れ
オイル塗装のメンテナンスでオイルを使用する場合、オイルを染み込ませた布は自然発火の恐れがあります。使用後はすぐに水に浸し、水に浸した状態のまま密閉できる袋に入れて処分してください。丸めた状態で放置したり、乾燥させたりしないでください。
天板のお手入れの詳細は「天然木のお手入れガイド」(KD-WC-001)をご参照ください。
13-2. コントローラーの清掃
- 柔らかい湿った布で拭いてください。
- 洗剤を直接スプレーしないでください。内部に液体が浸入すると故障の原因となります。
- 以下のものは使用しないでください:
- 漂白剤・塩素系洗剤
- 強酸性・強アルカリ性の洗剤(pH値6〜8の範囲外)
- 手指消毒用ジェル
13-3. 分解の禁止
コントロールボックス・コントローラー・昇降コラムの分解は絶対にしないでください。
- 故障や感電の原因となります。
- 分解した場合、保証の対象外となります(保証期間:電気部品1年、機構部2年、構造体3年)。
- 修理が必要な場合は、清水材木店にご連絡ください。
14. 緊急時の対応
14-1. 異常を感じた場合
以下の症状が発生した場合は、直ちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜いてください。
| 症状 | 想定されるリスク |
|---|---|
| コントロールボックスから異常な音がする | 内部部品の故障 |
| コントロールボックスから異臭がする | 回路の過熱・焼損 |
| 発煙が見える | 火災の前兆 |
| 天板が制御不能な動きをする | 制御系の故障 |
| 電源コードが異常に熱い | 過電流・短絡 |
| 昇降中に激しい振動がする | 機構部の故障 |
参考: 通常の昇降動作音は55dB(A)以下(一般的なオフィスの環境音程度)です。これを大幅に超える異音がする場合は、異常の可能性があります。
14-2. 緊急停止の方法
- パドルから手を離す — 昇降は即座に停止します
- 電源プラグを抜く — すべての動作が停止します
14-3. 停電時の対応
- 停電すると昇降操作はできなくなりますが、天板はその位置で停止したままです。
- 復電後に操作を再開できます。
- 長時間の停電の後は、初期化の再実施が必要になる場合があります(セクション12参照)。
14-4. お問い合わせ
異常が発生した場合は、電源プラグを抜いた状態で清水材木店にご連絡ください(セクション17参照)。
15. 禁止事項一覧
以下の行為は禁止です。重大な怪我や製品故障の原因となります。
| 禁止事項 | 危険度 |
|---|---|
| 昇降中に危険箇所(天板間・棚と床の間・前天板下部と椅子の間)に体の一部を入れること | 【危険】 |
| お子様に昇降操作をさせること(保護者の監督なし) | 【危険】 |
| お子様やペットがデスクの近くにいる状態で昇降操作を行うこと | 【危険】 |
| デスクの下にもぐり込むこと | 【危険】 |
| 天板の上に乗ること | 【危険】 |
| 天板の間に物を挟んだまま昇降操作をすること | 【危険】 |
| 濡れた手で電源プラグを触ること | 【警告】 |
| 損傷した電源コードを使用し続けること | 【警告】 |
| 屋外や湿度の高い環境で使用すること | 【警告】 |
| 耐荷重(片天板80kg)を超えた荷物を載せること | 【注意】 |
| 人を持ち上げる目的で使用すること | 【注意】 |
| デューティサイクル(1分動作/9分休止)を超えて連続使用すること | 【注意】 |
| デスクの脚を床にボルト固定すること | 【重要】 |
| 製品(コントロールボックス・コントローラー・昇降コラム)を分解すること | 【重要】 |
| コントロールボックスを断熱材やケーブルで覆うこと | 【重要】 |
16. 安全チェックリスト
初回設置時
- 「安全上のご注意」(KD-SF-001)を読んだ
- 本安全ガイドを読んだ
- 設置場所が平らで安定している
- デスク周囲に十分な空間がある
- 電源プラグが緊急時にすぐ抜ける場所にある
- 各コントローラーで初期化を完了した
- 高さリミット(上限・下限)を設定した
- キーロック機能の使い方を理解した
- パドルから手を離すと昇降が停止することを確認した
お子様がいるご家庭(上記に加えて)
- キーロック機能を有効にした
- 高さリミット(下限)を設定した(奥側:棚と床の間、前側:引き出しと椅子の間の安全確保)
- お子様にデスクの危険性を説明した
- お子様の手が届かない場所にコントローラーがあるか確認した
日常の使用時
- 昇降前に周囲の安全を確認する習慣がある
- 昇降中はデスクから目を離さない
- 異常を感じたらすぐにパドルから手を離す
- 電源コードに損傷がないか定期的に確認している
17. お問い合わせ
製品の安全に関するご質問、異常の報告、修理のご依頼は、清水材木店にお問い合わせください。
LINAK社製部品(コントロールボックス、コントローラー、昇降コラム)の修理・交換についても、すべて弊社が窓口として対応いたします。お客様がLINAK社に直接お問い合わせいただく必要はございません。
- 公式サイト: https://shimizuzaimokuten.com/
- メール: [※実際のサポートメールアドレスを記載]
- 電話: [※実際のサポート電話番号を記載]
免責事項
本書に記載された禁止事項や注意事項をお守りいただけなかったことに起因する事故、怪我、製品およびその他物品の破損につきましては、清水材木店は責任を負いかねます。
なお、本項は製造物責任法(PL法)に基づくお客様の権利を制限するものではありません。
※最終的な免責文言については、法律の専門家にご確認いただくことを推奨します(制作時注記)
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文書番号: KD-SG-001 発行日: 2026年3月 発行元: 清水材木店